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【漫画感想】社畜と少女の1800日 全13巻

 

 

 

今回は板場広志先生の「社畜と少女の1800日」。

KindleUnlimitedで6巻まで読み放題だったのと、前々からちょくちょくオススメ漫画に出てきてたから読んでみたら……続きが気になりすぎて全巻読んでしまった。

 

冴えない中年男”東根将彦”が、ある日突然訪ねてきた学生時代の同級生の娘”君島優里”と暮らす話。

この文言だけ書くとモテない親父の妄想漫画じゃんみたいに感じるかもしれないけど中身は全然違う。

じゃあ純愛系漫画なのかと言われるとそれもまた違っていて……。

 

無理やり一言で表すなら、「一人の少女の人生を描ききった物語」。これが自分の貧弱な語彙の限界。

タイトルに1800日って書いてある通り物語自体は一緒に暮らし始めてから高校卒業するまでの5年くらいの期間なんだけど、この5年が優里の人生の全てって言い切っていいと思う。 

もちろん赤の他人同士の少女と中年男の暮らしが平和に過ぎるわけがなかったから、それこそ警察沙汰とか色々あったんだけど、それら全てを乗り越えた二人だからこれからの人生はもう何も心配いらないなって心の底から思える。

 

あとは表紙も素晴らしいなって。最終巻の表紙は読み終わったあともう一度見るともうね……。

万人に勧められる漫画ではない(3巻くらいまでエロ描写もあるし)と思うけど、いい作品なのは間違いないので読んでみて欲しい。

 

夏にその後の話を描いた単行本が出るらしいのですごく楽しみに待っていよう。

 

 

しかし”1800日”だから長く続ける漫画じゃなかったんだろうしこれが予定通りなんだろうけど、仮に打ち切りとかになって全3巻とかになってたらと思うとタイトルと巻数の乖離が激しくなってたろうな……。そうならなくて本当に良かった。