【漫画感想】欠けた月とドーナッツ 2巻
待望の2巻。めちゃくちゃ楽しみにしてた。
表紙から二人の仲が急接近な内容だと思ってたけど……。
実際二人はどんどん親しくなっていって、読んでて頬が緩む場面が多い。特にあさひの「ここは会社ではないのですが……」はずるい。あんなの誰でも落ちる。
ただ、すんなり行かないのが社会人的と言うか……。
ひな子は、自分と“普通“の違いに縛られていて。
あさひはすばるに縛られて（勝手に自分で縛って）いた期間が長すぎて。
主にひな子のほうがこれ以上踏み込んでいいのか、踏み込んで拒否されるのが怖いという気持ちが強くなっていってる。
表紙で手を繋いでる二人なんだけど、この手を繋ぐっていう行為一つにも色々な葛藤が描かれてるのが丁寧だなーって思う。
そして新キャラ風香さんの登場でまたひな子に“普通”と言う名の壁が……。
中弛みがなくて2巻も物語に引き込まれていった。
隔月連載らしいのでしっかり練って描けてるんだろうなー。
単行本が年一冊ペースなのはもどかしいけど、このペースだからこれだけいい物語を描けてるんだと思うと耐えられる……。3巻は来年のいつ頃だろう……。
余談。
アニメ化されてない作品って脳内CVを勝手に妄想する。
自分の中では、あさひは茅野愛衣、すばるは東山奈央でもう固定されてる。
ただひな子のしっくりくる声が思い付かない。女性声優の知識は10年前くらいで止まってるから最近の人全然知らないしなぁ。
風香さんは何故か大原さやかで再生されたけど、何となくしっくりきた。
